飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科・精神科
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階

TEL: 03-6260-9863

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 医院情報

飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科・精神科

医院名等
飯田橋東口内科心療内科診療所
飯田橋東口診療所(正式略称)
医療機関コード 0134833
院長
下平 智史
住所
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階
診療科目等
内科・心療内科・精神科
小学生以上を対象にしています。
自立支援使用可能
障害者手帳・年金記載可能
生活保護対応
連絡先
03-6260-9863
緊急時:03-6874-6127
業者用、電話診療用、質問用:1@iidabashi-shinryounaika.jp
補足
精神保健指定医
内科認定医
心療内科専門医・指導医
社会医学専門医・指導医
千代田区医師会員
東京大学心療内科医局員関連病院
適格請求書発行業者登録番号:
T9810091555803

TEG

TEGⅡ 東大式エゴグラム(Tokyo University Egogram

目的 性格検査

適用年齢15

所要時間 15

保険点数 80

考案者 東京大学医学部心療内科TEG研究会

出版社 金子書房

TEGとは

TEG(東大式エゴグラム)はアメリカの精神科医エリック・バーン(Eric Berne)の提唱した交流分析理論(Transactional Analyis)に基づいて、東京大学心療内科TEG研究会が開発・作成した全53問の性格検査です。心療内科や精神・神経科などで患者の治療方針を決定するためや性格の偏り、問題、障害や適応の程度を知るために活用されています。また、医療現場の他に、企業・教育のシーンでも健康維持やメンタルヘルスの改善、リーダーシップ開発、マネージメント開発、子供たちの性格を把握することによる生活指導や職業訓練にも用いられています。

 

交流分析

TEGの元となっている交流分析について、少しだけお話したいと思います。交流分析とは自我と行動に関する理論です。人と人との交流を自我状態に分解して考え、やりとりを分析します。精神分析の分野では、提唱者のエリック・バーンがこの理論を世に公表するまで、フロイトの精神分析が主流とされていましたが、この理論は専門用語が多く使われていたり、理解のためには高度な知識が必要でした。そこでバーンは正統派の精神分析の難解な概念や複雑な理論を敢えて用いずに、誰もが理解しやすい平易な概念と簡潔な説明を試みたのです。そのことから、バーンの交流分析は「口語版の精神分析」とも呼ばれています。

 

交流分析理論は①構造分析交流パターン分析ゲーム分析脚本分析の4つの基礎理論から成り立っています。構造分析によって得られたデータをエゴグラムとして使用します。エゴグラムとは、エゴ(Ego)つまり自我の状態を数値に置き換え、分かりやすくグラフ化したもののことで、バーンの弟子であるデュセイ(Dusay)が交流分析をベースに、ほかの心理療法や理論も組み込んで考案しました。

 

バーンの構造分析理論では人は誰でもPParent:親)AAdult:大人)CChild:子)の3つの自我状態(心)を持っているとされ、バランスはそれぞれで、そこに個性があるとされています。デュセイはこの3つの自我状態にさらに分解して、心の領域を以下の5つに分類し、エゴグラムによって簡単に分析できるようにしました。

 

NPNurturing Parent(養育的な親)

母親のような思いやり・人の苦しみへの共感・寛容性

CPCritical Parent(養育的な親)

父親のような厳しさ・責任感・批判・良心

AAdult(合理的な大人)

理性・知性・合理主義・現実的

FCFree Child(天真爛漫な子ども)

無垢・直感力・表現力・自由奔放・甘え

ACAdupted Child(従順な子ども)

協調性・忍耐力・感情の抑圧・優しさ

この5つの尺度で性格の傾向を測ります。得られたデータにより、パーソナリティ構造を通した「自己理解の深化」と交流パターンを変容させることによる「対人関係の問題の改善」が期待できるとされています。

ここで注意したいのは、TEGは人の性格の善し悪しを測るものではないということです。5つの要素のバランスは個性であり、この検査はその人の性格の特長や他人とのかかわり方を把握し、自己理解を深めたり、心理療法に役立てることを目的としています。

エゴグラムの必要性

厚生労働省が5年に一度実施するストレス調査によれば、労働者人口のうち6割の人々は職場で強いストレスを感じ、その原因の中として人間関係の問題が第一位に挙げられています(平成24年 「労働者健康状況調査」より)。この問題の解消にはストレスを溜め込まないように物事を捉えることや、自分と相手の関係を客観的に第三者の視点から見直すことが大切です。

バーンの交流分析理論は自分と他者の性格傾向と交流パターンを把握し、関係をより良く円満に進めるための手助けとなるとされ、精神分析的アプローチの一つとして様々な場面で活用されています。これを生かして、多くの人が悩む人間関係の問題を解決策を見出すためにもTEGやエゴグラムは重要だとされているのです。

飯田橋東口内科心療内科診療所ではTEGⅡをよく使っております。これは東京大学心療内科では全ての患者さんにTEGⅡをとり、その性格傾向を知ることで、それぞれ個人にあった治療計画の作成に勤めております。私もそこの出身で今まで数え切れないぐらいのTEGⅡをとり、様々な性格傾向にあった治療を行ってきました。時間の許す限り飯田橋東口内科心療内科診療所でも施行していきたいと思っております。非常に安価で性格傾向を知ることが出来、自分の伸ばすべき訓練すべきものを認識できるのではないでしょうか。また、交流分析などを行っていくことでよりよい人間関係が築けるでしょう。このテストは精神科ではあまり使用されておらず、精神科でこの心理テストを使いこなしている方はあまり見たことがありません。心療内科でこそ行かされる治療であると思っております。

飯田橋東口内科心象内科は千代田区や文京区や新宿区に面しており、非常にアクセスがよいところです。東京駅や新宿駅や池袋駅からも近いですので、駅から徒歩0分という立地もありますので遠方からこられるかたも便利であると思っております。