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飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科・精神科
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階
TEL: 03-6260-9863
上記不具合時、緊急時:03-6874-6127
当院はJR線路沿いです。
予約の仕方
予約は「初診の方へ」の頁をお読み後に診療時間内に下記にお電話ください
03-6260-9863
不具合時は下記を使用ください
緊急:03-6874-6127
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内科・心療内科・精神科
医院名等 |
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飯田橋東口内科心療内科診療所 飯田橋東口診療所(正式略称) 医療機関コード 0134833 |
院長 |
下平 智史 |
住所 |
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-9-9 第七田中ビル8階 |
診療科目等 |
内科・心療内科・精神科 小学生以上を対象にしています。 自立支援使用可能 障害者手帳・年金記載可能 生活保護対応 |
連絡先 |
03-6260-9863 緊急時:03-6874-6127 業者用、電話診療用、質問用:1@iidabashi-shinryounaika.jp |
補足 |
精神保健指定医 内科認定医 心療内科専門医・指導医 社会医学専門医・指導医 千代田区医師会員 東京大学心療内科医局員関連病院 適格請求書発行業者登録番号: T9810091555803 |
飯田橋東口診療所ではうつ病、躁病、適応障害といった気分や不安を伴う疾患の治療をもっとも得意としております。薬だけでなく、心理療法や環境調整などを含めた総合的な治療方法により病状を改善させていきます。
当院は合併症にも配慮しており、初診の聞き取りを重視しております。1時間ぐらいかけて話を聞く中で一番困っている気分の問題に加えて、発達や性格の課題を検討し検査等を行っております。
その中でも生活習慣の問題は大事であり、夜間の覚醒は日中の気分の低下を招きますので、23時の就寝や8時間の睡眠などを促すため、希望者には生活リズム表など持ちていて対応しております。
職場でうまくいかずに抑うつ状態となっていることも多く、会社の中で上司や同僚をどうかかわりながら、どのように仕事をやっていくことが自分にも会社にも良いことなのか、心理を含めて相談していきましょう。
気分の問題(うつ病や躁うつ病や適応障害)においては通常1年ぐらいで病状の改善が見込まれます。それ以上の長い期間において病状の改善が無い場合は双極性のスペクトラム、発達の問題、トラウマの問題を検討し、治療を変更する必要があると思っております。
時には医師を変えたり病院を変え入院したりECTを受けたりとする必要もあります。いたずらに長引かせないためにしっかり出来ることを行いましょう。現在の状態を改善させるために何が出来るか、時には大病院でセカンドオピニオン(大学病院などにて)を受けることも効果的かもしれません。飯田橋東口診療所では長引いている患者さんに対して、改善方法を多方面から検討して、時には前向きな入院も勧められる診療所でありたいと思っております。入院しか方法が無くて入院するのではなく、入院と外来治療とどちらが患者さんにメリットがあるか検討して入院が必要なときにはしっかりと適切なところへ紹介したいと思っております。
最近は双極性障害という概念だけではなくて、双極性スペクトラム障害という考えが導入されて今まで特定不能の双極性障害問概念から変化してきています。自分の双極性の特性に気づけるかどうかが治療のカギを握ってきます。 自分自身の評価だかではなく、同居所や職場の人にも状況をうまく聞き治療につなげていきましょう。
躁的な高まりは、気分の高まりだけでなくイライラをして感じられることもあります。また行動は正常だけど頻度が多いことでわかることもあります。まずは自分の気分の高まりに気づきましょう。
下記一部工事中
一般の方はうつ病というと抑うつ気分つまり憂うつな気持ちになることを表すかもしれませんが、医療のなかではうつ病のなかで大うつ病性障害とそれ以外の疾患を分けて捉えています。薬や心理療法などでうつ病に効果があったとされるもののほとんどは大うつ病性障害に対して効果があったものであり、他のうつ病では効果があるかは不明なものも多くあり、それらの誤解なく診療にあたるためには区別が大事であるのです。大うつ病性障害であれば抗うつ薬が第一選択になってきますが、その他の抑うつをきたす病気であれば投薬は第一選択にはならず、心理療法や対症療法が大事になってきます。イギリスなどでは大うつ病性障害ではない比較的軽症の抑うつ状態に対する第一選択は認知行動療法などの心理療法となっております。
病名に関しては一度大うつ病の診断を満たすとそれ以降は症状が改善しても大うつ病の治りかけ(大うつ病性障害部分寛解)と表現します。時折、以前うつ病だったけど今は不安障害だ、不眠症だという人がいますが、一度完全に良くならなければうつ病(大うつ病)が継続しているとされますので、誤解のないようにしてください(医師でも誤用しますが)
飯田橋東口内科心療内科診療所ではしっかりとした診断と正確な医療に心がけております。
Disruptive Mood Dysregulation Disorder 重篤気分調節症
Temper outbursts かんしゃく発作
Major Depressive Disorder うつ病(DSM‒5)/大うつ病性障害
Persistent Depressive Disorder(Dysthymia) 持続性抑うつ障害(気分変調症)
Premenstrual Dysphoric Disorder 月経前不快気分障害
Substance/Medication‒Induced Depressive Disorder 物質・医薬品誘発性抑うつ障害
Depressive Disorder Due to Another Medical Condition 他の医学的疾患による抑うつ障害
Other Specified Depressive Disorder 他の特定される抑うつ障害
Unspecified Depressive Disorder 特定不能の抑うつ障害
(DSM‒5病名・用語翻訳ガイドライン(初版) 日本精神神経学会 精神神経学雑誌 第116巻 第6号(2014) 429‒457頁)
以下のA~Cをすべて満たす必要がある。
A: 以下の症状のうち5つ (またはそれ以上) が同一の2週間に存在し、病前の機能からの変化を起している; これらの症状のうち少なくとも1つは、1 抑うつ気分または 2 興味または喜びの喪失である。 注: 明らかに身体疾患による症状は含まない。
1. その人自身の明言 (例えば、悲しみまたは、空虚感を感じる) か、他者の観察 (例えば、涙を流しているように見える) によって示される、ほとんど1日中、ほとんど毎日の抑うつ気分。注: 小児や青年ではいらいらした気分もありうる。
2. ほとんど1日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退 (その人の言明、または観察によって示される)。
3. 食事療法中ではない著しい体重減少、あるいは体重増加 (例えば、1ヶ月に5%以上の体重変化)、またはほとんど毎日の、食欲の減退または増加。 (注: 小児の場合、期待される体重増加が見られないことも考慮せよ)
4. ほとんど毎日の不眠または睡眠過多。
5. ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止 (ただ単に落ち着きがないとか、のろくなったという主観的感覚ではなく、他者によって観察可能なもの)。
6. ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退。
7. 無価値観、または過剰あるいは不適切な罪責感 (妄想的であることもある) がほとんど毎日存在(単に自分をとがめる気持ちや、病気になったことに対する罪の意識ではない)。
8. 思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日存在 (その人自身の言明、あるいは他者による観察による)。
9. 死についての反復思考 (死の恐怖だけではない)、特別な計画はない反復的な自殺念慮、自殺企図、または自殺するためのはっきりとした計画。
B: 症状は臨床的に著しい苦痛または社会的・職業的・他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
C: エピソードが物質や他の医学的状態による精神的な影響が原因とされない。
精神疾患の診断・統計のマニュアル アメリカ精神医学会 Washington,D. C.,2013(訳:日本精神神経学会)
以下のA~Hをすべて満たす必要がある。
A. 抑うつ気分がほとんど1日中存在し、それのない日よりもある日の方 が多く、その人自身の言明または他者の観察によって示され、少なく とも2年間続いている。 注釈:小児や青年では、気分はいらいら感であることもあり、また期 間は少なくとも1年間はなければならない。
B. 抑うつの間、以下のうち2つ以上が存在する:
1. 食欲減退または過食 2. 不眠または過眠
3. 気力の低下または疲労 4. 自尊心の低下
5. 集中力低下または決断困難
6. 絶望感
C. この障害の2年間の期間中(小児や青年については1年間)、一度に 2ヶ月を超える期間、基準AとBの症状がなかったことがない。
D. 大うつ病障害の基準の症状が2年間持続的に存在してもよい。
E. 躁病/軽躁病エピソードが存在したことがなく、気分循環性障害の診 断基準に合致したことがない。
F. 障害が、持続性統合失調感情障害、統合失調症、妄想性障害、または 他の特定のまたは特定されない統統合失調症スペクトラムと他の精 神病性障害でよりよく説明できない。
G. 症状が物質(例、乱用薬物、投薬、あるいは他の治療)の生理的作用によるものではない。
H. 症状は臨床的に著しい苦痛または社会的・職業的・他の重要な領域に おける機能の障害を引き起こしている。
精神疾患の診断・統計のマニュアル アメリカ精神医学会 Washington,D. C.,2013(訳:日本精神神経学会)
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物質・医薬品誘発性双極性障害および関連障害
他の医学的疾患による双極性障害および関連 障害
以下のA~Eをすべて満たす必要がある。
A.気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的で、またはいらだたしい、いつもとは異なった期間が少なくとも1週間持続する(入院治療が必要な場合、持続期間は関係ない)。
B.気分の障害の期間中、以下の症状のうち3つ(またはそれ以上)が持続しており(気分が単にいらだたしい場合は4つ)、はっきりと認められる程度に存在している。
①自尊心の肥大、または誇大。
②睡眠欲求の減少(例:3時間眠っただけでよく休めたと感じる)。
③普段よりも多弁であるか、喋り続けようとする心拍。
④観念奔逸(考えがまとまらず発言がバラバラ)、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験。
⑤注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係のない外観刺激によって他に転じる)。
⑥目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥。
⑦まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること(例:制御のきかない買いあさり、性的無分別、またはばかげた商売への投資などに専念すること)。
C.症状は混合性エピソードの基準を満たさない。
D.気分の障害は、職業的機能や日常の社会活動または他者との人間関係に著しい障害を起こすほど、または自己または他者を傷つけるのを防ぐため入院が必要であるほど重篤であるか、または精神病性の特徴が存在する。
E.症状は、物質(例:乱用薬物、投薬、あるいは他の治療)の直接的な生理学的作用、または一般身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)によるものではない。
<注:身体的な抗うつ治療(例:投薬、電気けいれん療法、光療法)によって明らかに引き起こされた躁病様のエピソードは、双極Ⅰ型障害の診断にあてはまらない>
精神疾患の診断・統計のマニュアル アメリカ精神医学会 Washington,D. C.,2013(訳:日本精神神経学会)
以下のA~Eをすべて満たす必要がある。
A: 異常かつ持続的な高揚し・開放的または易怒的な気分、そして異常かつ持続的な増大した活動または活力が、一日のうち殆どほぼ毎日存在するいつもと違った期間が少なくとも4日連続で持続する。
B: 気分の障害と活動と活力の増大の期間中、以下の症状のうち3つ(またはそれ以上、気分が単に易怒的な場合は4つ)がはっきりと認められる程強く、通常のふるまいからの変化として持続して存在したことがある。
1. 自尊心の肥大、または誇大
2. 睡眠欲求の減少(例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)
3. 普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫
4. 観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験
5. 注意散漫(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係のない外的刺激によって他に転じること)が報告されるか観察されること
6. 目標志向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動性の焦燥
7. まずい結果になる可能性が高い楽しい活動に熱中すること(例えば制御のきかない買いあさり、性的無分別、またはばかけた商売への投資などに専念すること)
C: そのエピソードが、症状が無いときのその人の性格特性ではない、機能における明確な変化を示している。
D: 気分の障害と機能の変化が他者によって観察できる。
E: 気分の障害は、社会的または職業的機能に著しい障害を起こすほど、入院が必要であるほど重篤ではない。もし精神病性の特徴が存在するのであれば躁病と定義する
<注:身体的な抗うつ治療(例:投薬、電気けいれん療法、光療法)によって明らかに引き起こされた躁病様のエピソードは、双極Ⅰ型障害の診断にあてはまらない>
精神疾患の診断・統計のマニュアル アメリカ精神医学会 Washington,D. C.,2013(訳:日本精神神経学会)
適応障害は簡単に説明すると自身の置かれた環境に適応できず、精神および行動の異常が発生している状況であり、今まで精神疾患をお持ちでない方がかかる疾患としては、睡眠障害(不眠症)と同じぐらいで最も多い疾患と言え、特徴としては基本的には環境が改善すれば症状は可逆的で一過性のものと私は解釈しております。
適応障害の症状:細分化される診断からもわかるように不安、抑うつ、素行が障害されます。
適応障害の診断基準:アメリカ精神医学会ではDSM-5の中で心的外傷およびストレス因関連障害群(Trauma-and Stressor- Related Disorders)の一つとして分類されPTSD(Posttraumatic Stress Disorder)と同じ群に属します。そしてその症状の出方によって診断の細分化が行われます。ただ、適応障害からうつ病などの気分障害になることもあり気分障害との鑑別がとても重要になってきます。また、適応障害に至る原疾患として不安障害や発達障害や人格障害が隠れている場合がありその同定も重要です。補足ですが、うつ病などの精神疾患の診断基準を満たすときはそちらの病名を優先して適応障害とうつ病を併記しないことになっております。
適応障害の治療方法:基本的には適応障害に保険病名が通った薬は現在のところ存在しません。これは処々の理由から治験が行われていない現状であり、抗うつ薬、睡眠薬、気分安定薬、抗不安薬などを症状の改善を目的に対症療法的に投薬して症状を安定化させると同時に、適応障害を改善するための環境の調整すなわちストレス因を見極めてそれを乗り越えたり回避したりしていくため、考え方や捉え方の修正の技法、感情をコントロールする技法などを学び総合的に改善させていきます。適応障害は薬よりも環境調整に重きが置かれ、再発予防も含めて心理的なアプローチが非常に重要となってきます。就労者が適応障害にかかると休職させるだけの治療やひたすら仕事を減らすだけの治療を行う医師もおりますが、再燃のリスクが高まり仕事の成果も非常に下げてしまいます。休むタイミングや期間、その間の訓練の仕方、復職時の仕事への向き合い方などを患者さん一人一人の特性に合わせてうまく行えるかどうかが治療においてとても大事です。ここを患者さんとうまく相談して方針を選択していくことが医者の腕の見せ所であり、適応障害の回復とその後の経過に重要であると思われます。
下記のいずれかを特定するということになっている。
抑うつ気分を伴う:With depressed mood
不安を伴う:With anxiety
不安と抑うつ気分の混合を伴う:With mixed anxiety and depressed mood
素行の障害を伴う:With disturbance of conduct
情動と素行の障害の混合を伴う:With mixed disturbance of emotions and conduct
特定不能:Unspecified
睡眠が乱れていたり、自律神経が乱れることなどは様々な病態から発生します。うつ病や適応障害や発達障害などの疾患をみのがし、睡眠障害や自律神経失調症と判断して治療を行うことは予後の悪化を招きます。
しっかりと疾患を見極め、投薬、環境、心理の面から治療をすることが大事です。しっかりとした治療はしっかりとした診断が重要であり、それを患者さんと共有して、共に治療をすすめていくことが予後に大きく影響します。患者さんも薬を飲むだけではなく、病気のステージごとに努力することがあり、時には安静をたもち、時には本を読み疾患の勉強をしたり、時には運動をしたり、時には上司に相談したりなどし、共に治療を進めていきましょう。