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 医院情報

飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科

医院名
飯田橋東口内科心療内科診療所
飯田橋東口診療所(略称)
院長
下平 智史
住所
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階
診療科目
内科・心療内科・精神科
小学生以上を対象にしています。
自立支援使用可能
障害者手帳・年金記載可能
生活保護対応
電話番号
0362609863
当日予約が可能です.

業者用連絡先:1@iidabashi-shinryounaika.jp
補足
千代田区医師会員
東京大学心療内科医局員

発達障害のページ

発達障害は自閉症スペクトラム障害(アスペルガー障害等を含む)や注意欠陥他動性障害(ADHD)と呼ばれる疾患などさまざまな病状があり、患者さんにおいても困っていることが異なります。

当院では検査→診断→投薬→心理療法 と確実に進めていくことが重要と考えております。近年ADHDの薬が相次いで出されてことから、ADHDの方をしっかりと診断つけ投薬にむすびつけることが非常に重要となりました。

また、薬はサポート的な役割を果たしますが、治療の主なアプローチは心理的・行動的なアプローチとなりますので、しっかりとした心理療法が重要となってきます。ただの投薬だけでは効果が上がらない人は是非心理療法を受けてみてください。

発達障害の検査

検査は当院で治療を行っていく方に対して試行しております。検査のみの方はすみませんが最近予約が込んでおりますので(1回3万円の自費となります。)

当院で治療を行っていく方で成人の方に関してはWAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale、通称ウェイス)と呼ばれている検査を行っています。2~2.5時間かかりますが、保険が適用されます。保険点数450点(3割負担のかたで1350円)で行えます。

また、質問紙としてASRSを行っております。

その他、AQ、AASP、CAAARSなど用意してありまして、カウンセラーがその人に会ったテストを行います。


発達障害の診断

現在の状況のみを見て発達障害の診断は下せません。適応障害やうつ病や不安障害で発達障害用の行動パターンとなる方をしっかり除外して、本当の発達障害を見極めていくことが重要です。

病状の発祥時期を特定するため、小学校のころの成績表などの学校の評価や小学校以前の様子を親御さんから聞くことも時には重要です。

投薬

発達障害のかたは適応障害やうつ病になることが多く、その治療が前面に出ることもあります。その病状に対して抗うつ薬や抗不安薬や睡眠薬を使っていきます。

またADHDの診断がつく患者さんにはコンサータやストラテラといった専門の投薬を行うことが可能です。

心理療法

下記の本などをテキストにしながら、患者さんと臨床心理士で一歩一歩やっていくことが重要です。環境の調整と、自分のこころの扱い方と自分の行動を変えていくことでずっと生活しやすくなると思っております。

最初は本を読むだけではなかなかうまくはいかないかと思います。計画を立てて、実行して、評価して、修正してをやりながらうまく生活できるルールなどを臨床心理士と作っていくことがとても重要です。

カウンセリングは毎週通われる方は2000円/1h、そうでない方は4000円/1hとなっており、都内では格安で提供しております。(発達障害の方の料金です。)別途医師による受診は必要です。費用などが心配な方は遠慮なくお聞きください。

厚生労働省より

自閉症スペクトラム障害

 幼児期に診断された場合には、個別や小さな集団での療育を受けることによって、コミュニケーションの発達を促し、適応力を伸ばすことが期待できます。また、療育を経験することによって、新しい場面に対する不安が減り、集団活動に参加する意欲が高まります。言葉によるコミュニケーションに頼りすぎず、視覚的な手がかりを増やすなどの環境面の工夫をすれば、子どもの不安が減り、気持ちが安定し、パニックが少なくなることが期待できます。
早期に診断することは、親が子どもをありのままに理解し、その成長を専門家のサポートとともに見守っていくことに役立ちます。自閉症を治す薬はありませんが、睡眠や行動の問題が著しい場合には、薬の服用について医師と相談してみるのもよいかもしれません。
 思春期以降になって不安症状やうつ症状が現れた場合には、抗不安薬や抗うつ薬を服用すると改善することがありますが、その場合にも、症状が現れる前に過度なストレスがなかったか、生活上の変化がなかったか等、まず環境調整を試みることが大事です。
また、幼児期から成人期を通して、身近にいる親や配偶者が本人の特性を理解していることがとても重要です。それによって本人が安心するだけでなく、親から教師、上司などに対し特性を伝えることによって、本人にふさわしい学校や職場環境が整い、支援の輪が広がっていきます。
成人を対象とした対人技能訓練や認知リハビリテーションを行っている施設は少ないですが、対人関係上の問題への対処方法を身につけるには有効です。地域の発達障害者支援センターが、自閉症スペクトラム障害者を対象にしたグループ活動を行っていることがあります。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

 幼児期や児童期に診断された場合には、薬物療法と行動変容、そして生活環境の調整が行われることが多いです。薬物療法としては、脳を刺激する治療薬であるアトモキセチンや塩酸メチルフェニデートという薬がおもに用いられます。どちらも脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの不足を改善する働きがあります。現在のところ、日本では成人のADHDの人が服用できる治療薬はありませんが、将来は成人への処方も認められる可能性があります。
 生活環境の調整としては、勉強などに集中しないといけないときには本人の好きな遊び道具を片づけ、テレビを消すなど、集中を妨げる刺激をできるだけ周囲からなくすことが重要です。また、集中しないといけない時間は短めに、一度にこなさなければいけない量は少なめに設定し、休憩をとるタイミングをあらかじめ決めておくことも効果的です。
自閉症スペクトラム障害と同様、親をはじめとする家族がADHDに対する知識や理解を深め、本人の特性を理解することが、本人の自尊心を低下させることを防ぎ、自分を信じ、勉強や作業、社会生活への意欲を高めることにつながります。


AD/HD(注意欠陥/多動性障害)の診断と治療(e-helthnet)

 AD/HD(注意欠如/多動性障害)は、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。AD/HDを持つ小児は家庭・学校生活でさまざまな困難をきたすため、環境や行動への介入や薬物療法が試みられています。AD/HDの治療は人格形成の途上にある子どものこころの発達を支援する上でとても重要です。

AD/HDの診断については、アメリカ精神医学会(APA)の診断基準DSM-IV-TRに記述されており、下記などの条件が全て満たされたときに診断されます。

  1. 「不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)」と「多動-衝動性(じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど)」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること
  2. 症状のいくつかが7歳以前より認められること
  3. 2つ以上の状況において(家庭・学校など)障害となっていること
  4. 発達に応じた対人関係や学業的・職業的な機能が障害されていること
  5. 広汎性発達障害や統合失調症など他の発達障害・精神障害による不注意・多動-衝動性ではないこと

このようにAD/HDの診断は医師の診察で観察された行動上の特徴に基づいて行われ、それ単独で診断ができるような確立した医学的検査はありません。しかし一部の神経疾患・身体疾患・虐待・不安定な子育て環境などが子どもにAD/HDそっくりの症状を引き起こす場合があり、小児科・小児神経科・児童精神科医師による医学的評価は非常に重要です。

 AD/HDを持つ子どもは意識的に症状を予防しようと試みても、どうしてもじっとしていられず、学校で必要な持ち物を忘れたり失くしたりしてしまいます。このような失敗行動は通常両親や教師たちに厳しく叱責されるため「どんなにがんばってもうまくいかない自分」という否定的な自己イメージを持ちやすく、家庭や学校においてつらい思いをしていることが多いようです。さらにAD/HDを持つ子どもは学業不振や対人関係で悩むだけでなく、気分が落ち込んだり、不安感をコントロールできなくなるなど、心の症状を合併することもあります。このため子どもがなんらかの困った行動を呈しており、その背後にAD/HDの特性があると診断される場合には医学的治療が必要です。

 AD/HDを持つ子どもの治療は「1. 薬物療法」「2. 環境への介入」「3. 行動への介入」などを組み合わせて行うと効果が高いといわれています。
メチルフェニデートという薬剤がAD/HDの不注意・多動-衝動性を軽減する可能性がありますが、これは登録された専門医療機関でのみ処方が可能です。最近では新たにアトモキセチンという薬剤も処方可能になりました。
子どもを取り巻く環境を暮らしやすいものにするための介入としては、教室での机の位置や掲示物などを工夫して本人が少しでも集中しやすくなる方法を考える物質的な介入や、勉強や作業を10分-15分など集中できそうな最小単位の時間に区切って行わせる時間的介入などが有効です。
行動への介入では、子どもの行動のうち、好ましい行動に報酬を与え、減らしたい行動に対しては過剰な叱責をやめて報酬を与えないことで、好ましい行動を増やそうという試みを行います。問題行動を抑制できたことやその頻度が減ることなどにも注目してしっかりと褒めてあげることが重要です。報酬を得点化して一定数になったら何らかの特別なご褒美・行事への参加(映画に行く・博物館に行くなど)につなげるようにします。

多動症状をただ押さえ込むようなスタンスの治療は良い結果を生みません。親の立場から見える子どもの問題と、子ども本人が感じている困難さは同じでないことの方が多いのです。家族と専門家・教師の連携は言うまでもなく重要ですが、親子こそがしっかり連携して双方の「言い分」をやり取りできる雰囲気があると、AD/HDを持つ子どもはこの障害を乗り越えるのに必要な力を得ることができるでしょう。