飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科・精神科
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階

TEL: 03-6260-9863

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 医院情報

飯田橋駅東口より徒歩0分
内科・心療内科・精神科

医院名等
飯田橋東口内科心療内科診療所
飯田橋東口診療所(正式略称)
医療機関コード 0134833
院長
下平 智史
住所
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-9-9
第七田中ビル8階
診療科目等
内科・心療内科・精神科
小学生以上を対象にしています。
自立支援使用可能
障害者手帳・年金記載可能
生活保護対応
連絡先
03-6260-9863
緊急時:03-6874-6127
業者用、電話診療用、質問用:1@iidabashi-shinryounaika.jp
補足
精神保健指定医
内科認定医
心療内科専門医・指導医
社会医学専門医・指導医
千代田区医師会員
東京大学心療内科医局員関連病院
適格請求書発行業者登録番号:
T9810091555803

こんな症状の方は心療内科を受診しましょう

心療内科では心理社会的なストレスから来る心身症などを専門にしています。心身症とはさまざまな病気の総称ですが、下記の症状がある方は受診して相談しましょう。


☆自律神経失調(自律神経の乱れ)

心臓の自律神経の乱れでは、鼓動が早くなる動悸
血管の自律神経の乱れでは、血圧が下がって朝起きられないなどの朝の活動性の低下、血流や酸素の調整障害による脳貧血のめまい・立ちくらみ・吐き気・眠気
消化管の自律神経の乱れでは、下痢・便秘・緊張時の排便・腹痛や違和感・ガスの貯留・食欲不振・胃や十二指腸炎。


☆不安・緊張の高まり
対人関係の不安緊張では、
人前で発言するときの声の上ずり、息が吸えない感じ、頭が真っ白になる、話したことや指摘されたことが記憶に残らない、顔が真っ赤になる、人と食事をとれない、飲み会に行けない、デートが不安、文字が書けない(汚くなったり、震える)など。

職場での不安の高まりでは、
電話にでれない、話したことが記憶に残らない、ミスが多くなる、眠たくなる、少しの時間の労働で疲労感が出る、イライラする、混乱する、気配りができない、何度も説明を求めるなど。

それ以外の特定の場所での不安の高まりでは、
戸締りが気になる、ドアノブやトイレなどを触れない、人が口をつけたものを食べられない、手が不潔な気がして何度も洗ったり、殺菌剤を持ち歩く、自分や家族が事故や犯罪に巻き込まれるのではないか、車に乗れない、特急電車や飛行機に乗れないなど。

特定の場所ではない不安の高まりでは、
パニック発作、過呼吸


☆神経の高まり
神経が高まり五感が過敏になりすぎ心臓の音が気になる、他人ではそれほど気ならない音が不快に感じる、自分や特定のにおいなどが気になる、疲れやすい。


☆睡眠の乱れ
寝入ることができない、途中で起きて30分以上寝られない、朝早く起きてしまう、寝ても寝た気がしない、日中も緊張から逃れるために寝てしまう。寝ているときに呼吸が止まっているといわれる。アルコールを飲んで寝ている。


☆気分の落ち込み
憂うつな気持ちになる、趣味が楽しめない、仲良い人と話していても楽しくない、笑顔がすくなくなる、感情の起伏が大きくなる、無感情になる、家族から暗くなったといわれる、食欲がなくなる、不眠になる、自殺や自傷を考えてしまう。


☆生活習慣病

体重が増えてしまう、運動ができない、節制ができない、我慢が続かない。


☆食事がとれない、体系が気になる

体重がBMI17.5以下でプールや温泉に行けない、制限しているものをたくさん食べてしまう。食事をとる時に体重が増えるのが気になって人から指摘されるほど食事が少ない、摂食障害の可能性を人から指摘された、毎日体重計に乗っている、下剤を使っている、アイスクリームやチョコレートが食べれない。


☆いきいきとした生活が送れない

自分の楽しみやリラックスに時間をつかえない、常に自分の将来に役立つことをやっていないと不安になる。自分がやりたくてやっている事とそうでないことの区別がつかない。今の時間を将来のためにばかり使っている。生活が困難なことや不安なことから逃れるため使われている。

心療内科疾患と心身症

心療内科疾患は心療内科学会ではなく、心身医学会で心身症が定義されており、


心身症とは、身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。 ただし、神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体症状は除外する。

とされています。よく偉い先生の中で心療内科疾患と心身症を勘違いしている方もいますが、心身症と心療内科疾患は違います。心療内科疾患は心療内科学会において定義されていませんので、各々が定義しています。また、内科ですので心身症の身体疾患の中で内科疾患であるのかと思われます。心療内科の心は心理療法の心です。心理療法で内科疾患を治す科であると飯田橋東口内科心療内科診療所では考えております。つまり心療内科は心身症を見るのと同時に内科的疾患を投薬のみならず心理療法(環境調整、動機づけ面接、リラクゼーションなどなど)をうまく使っていくことにより、その改善効果をただの投薬治療より上げていこうとしています。

また心身症ですが、発症だけに注目して、発症時にストレスがあったから心身症とされている方もいますが、それだけでは多くの心身症が見過ごされています。内科の治療の経過の中で心理社会的因子が密接に関与するものも心身症です。経過が長く、つらい治療であり本人の努力が経過に大きく影響を与える疾患が心身症になりやすいのは理解がしやすいと思います。

子供の1型糖尿病などは発症はウイルス感染や遺伝等であるかもしれませんが、その経過の中で自己注射をずっと行わなければならず、食事の制限等もあり、本人の気落ちした時や病気について否定したい気持ちがたかまったとき、一度はコンプラインアンスが乱れると思われます。また、そんな時家族や友達のサポートによってまたコンプライアンスやアドヒアランスが向上するでしょう。そのような経過があることが心身症です。

また、大人のリハビリが必要な疾患に特に脳梗塞の経過や心不全の経過においてはリハビリが大切になってきます。またその後の服薬や食事制限(塩分制限など)本人の努力が経過に大きな影響を与えます。このような時に、家族のサポートの有無によって、リハビリ士の方のサポートや声掛けの適切さによって本人の気持ちも当然変わり、リハビリを行う量や治療の意欲が変わるのは容易に想像がつくでしょう。リハビリ病院では本人のリハビリ意欲がなくなることが大きな問題となっています。塩分の摂取も経過には大きな影響を与えます。心不全の発症は心臓の単純な病気かもしれませんが、経過が心理社会的な因子によって大きく異なります。したがってこのような病気が心身症となるのです。

癌の治療などにおいても、放射線治療、抗がん剤治療、手術、時には無菌室などのながく過酷な治療を投げ出さずにやれるかどうか、しっかりと治療や検査をできるかどうかは、心理社会的な因子がとても重要です。

偶然肺炎になって、抗生剤を1週間点滴されて治った、という人においてはあまり心理社会的な背景が影響しませんので心身症とはなりません。

また密接に関与するという言葉ですが、悪い方に関与する時に心身症とされているようです(定義に書いてありませんが・・)。つまり、先ほどあげた心不全のリハビリにおいて、家族のサポートや医療スタッフのサポートや患者さん自身の自己効力感や自己評価がよく、心理的にも適切な状態であったため治療が非常にうまくいった、という例があったとします。経過に密接に関与しているかもしれませんが(良い方に)、この方を心身症とつけることは普通はしないという慣例になっているようです。

心身症は疾患名ではなく、発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与している(悪い方に)という病態であるのです。そのため病名としては1型糖尿病(心身症)、心不全(心身症)、○○癌(心身症)と記載することになっています。私は()はいらないと個人的には思いますがそういうルールに厚生労働省?がしているようです。

心療内科医の見る精神疾患

 心療内科疾患か精神疾患かということを考えることも一つの学問としては良いかと思いますが、分類学であって臨床には即しないので、その分類の定義は専門家の方にお願いするとして私はあまり考えておりません。


ただ、心療内科の心は心理療法の心であるので、精神疾患であろうが心療内科疾患であろうが、投薬とそれに加えてどんな心理療法がその方の今後に影響するのかということを考えて治療を進めています。どのような声掛けがいいのか、どのようのことを患者さんにお願いすることが良いのだろうか、患者さんと一緒になって治療を行っていくにはどうしたらよいのかということを考えながら治療をしています。投薬治療と心理療法を行っていくというのが飯田橋東口内科心療内科診療所の心療内科専門医としての考え方です。

精神科の先生も最近はそういったことを考えられている先生も多くおり、昔の統合失調の方に薬の調整だけして話をろくにしない精神科の先生は少なくなってきているように感じます。ただ、まだまだ患者さんに病名も知らせない治療の選択も知らせないなどといった先生がいるのを知っています。

機能性消化管障害と診断基準

 最も多い疾患が過敏性腸症候群ですが、胸痛や胸部不快感を主とするGIRDや機能性ディスペプシアといった病気もあります。

共通してることは、

1、消化管の障害主に運動機能の障害がみられること

2、知覚機能の障害主として痛覚などに対する過敏がみられること

3、心理社会的な因子が関与していること

などがあげられると思います。薬はある程度効きますが、薬だけでは今一つ改善がせず、心理社会的な背景にアプローチすることが改善には重要になってきます。

さきほどは自律神経失調の一症状として記載しましたが、消化管の運動や知覚には自律神経が密接に関与しており、それらの乱れからこのような機能性消化管障害をきたすのです。


機能性ディスペプシア(RomeⅢの診断基準)

必須条件
 1.以下の項目が1つ以上あること
 a)つらいと感じる食後のもたれ感
 b)早期飽満感
 c)心窩部痛
 d)心窩部灼熱感
2.症状の原因となりそうな器質的疾患(上部内視鏡検査を含む)が確認できない
*6ヵ月以上前から症状があり,最近3ヵ月間は上記の基準を満たしていること

B1a.食後愁訴症候群

以下のうちの一方あるいは両方があること
 1.普通の量の食事でも,週に数回以上,つらいと感じるもたれ感がある
 2.週に数回以上,普通の量の食事でも早期飽満感のために食べきれない
 *6ヵ月以上前から症状があり,最近3ヵ月間は上 記の基準を満たしていること
補助的基準
 1.上腹部の張った感じ,食後のむかつき,大量 の曖気(げっぷ)を伴うことがある
 2.心窩部痛症候群(EPS)が併存することもある

B1b.心窩部痛症候群

以下のすべての項目があること
 1.心窩部に限局した中等症以上の痛みあるいは 灼熱感が週に1回以上ある
 2.間欠的な痛みである
 3.腹部全体にわたる,あるいは上腹部以外の胸 腹部に局在する痛みではない
 4.排便,放屁では改善しない
 5.機能性胆 ・オッジ括約筋障害の診断基準を 満たさない
 *6ヵ月以上前から症状があり,最近3ヵ月間は上 記の基準を満たしていること
補助的基準
 1.痛みというよりは灼熱感のこともあるが,胸 部の症状ではない
 2.痛みは通常食事摂取で誘発されたり改善した りするが,空腹時に起こることもある
 3.食後愁訴症候群(PDS)が併存することもある


過敏性腸症候群の診断基準

過去3ヵ月間,月に3日以上にわたって腹痛や腹部 不快感**が繰り返し起こり,次の項目の2つ以上が ある

 1.排便によって症状が軽減する。
 2.発症時に排便頻度の変化がある。
 3.発症時に便形状(外観)の変化がある
 *6ヵ月以上前から症状があり,最近3ヵ月間は 上記の基準を満たしていること
**腹部不快感は,痛みとは表現されない不快な感 覚を意味する。病態生理学的研究や臨床研究に 際しては,週に2日以上の痛みあるいいは不快症 状があるものを適格症例とする。

RomeIII is interpreted in Japanese 日本国際消化管運動研究会訳

心療内科について

  • 飯田橋東口診療所(飯田橋東口内科心療内科診療所)は心療内科の専門医がいる診療所です。日本では心療内科の専門医は数がまだまだ少なく、精神科の先生に心療内科の一部の治療を行っていただいているしだいです。
  • ただ、一昔前の精神科の先生は統合失調症などが治療の主体であり、投薬によってのみ治療を行うことが多くみられました。最近は千葉大や国立精神神経センターでも認知行動療法を熱心に行っていたりするように、軽症の心理的な病気の方も治療するようになっており精神科のすそ野もだいぶ広がってきているようです。心療内科と精神科の垣根も小さなものになってきておりまして、精神科の先生にも心理療法の重要性が理解されてきていると思います。
  • 心療内科は、薬だけの治療ではなく心理療法を交えた治療を行い、病状の安定を図ります。ですから、遺伝的な内因的な精神の病気ではなく、心理的問題から発生している数々の病気においてその効果が最も出ることになります。
  • 心理的な問題から発生している病気とは、不眠、適応障害、過呼吸、パニック発作などのICDにおける精神および行動の障害に分類される疾患から、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)などの内科疾患なども対象になりますし、疼痛性障害や喉の違和感や食道や胃の違和感、下痢や腹痛などの腸の調子の改善に効果をあげます。また、心理的な負荷がかかりすぎているときに発生しやすい、よく風邪をひいて会社を休む人や頭痛や吐き気で検査をしたけど異常なしと言われた方なども治療が得意なところです。

精神科の先生とはうまく連携をして、重い精神疾患や人格障害などの方は精神科の先生にお願いして、心理療法がよく効く心療内科の対象疾患のかたを診ていくことが心療内科の務めであると思っております。

ただ、私に関しては長谷川病院で3年間以上精神科の指導を受け、精神保健指定も取得しております。精神科の専門医も取得できる状況ではありましたが、内科と心療内科と産業医の専門医を取得するので見送りました。軽症から中程度の精神科の疾患に至るまでしっかりと対応していけるかと思っておりますし、精神科の先生とはしっかりと連携していけると思っております。また、入院が必要な病状の方には適切に病院を紹介できると思っております。


また、症状が複雑で何科にかかったらいいかわからない、診療所がいいのか病院が適切なのかわからないという方は当院に受診してくださればどんな病院の何科にかかればいいのか適切にお答えしますので、うまく当院を使っていただければと思います。

当院で用いている心理テスト

TEGⅡ
POMS

CMI
MMPI
MMSE
バウムテスト
SDS
STAI
SCT

以下工事中

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